※朝日新聞

京都最大の花街、祇園甲部の組合は10日、20〜70代の芸妓(げいこ)3人と舞妓(まいこ)をめざす10代の「仕込み」1人の計4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも軽症で、感染経路は分からないという。

濃厚接触者と判断された芸舞妓ら約20人は10日にPCR検査を受けたほか、所属するすべての芸舞妓と組合関係者が、11日までに独自に検査を受ける予定。

これを受け、毎年12月13日に芸舞妓が芸事の師匠を訪ね、1年のお礼と新年に向けたあいさつをする恒例の「事始め」もとりやめることにした。組合の澤道博事務長は「感染防止策の順守や体調管理に万全を期すよう、指導を徹底していく」とコメントした。(佐藤秀男)

2020年12月10日 21時50分
https://www.asahi.com/articles/ASNDB75DVNDBPLZB00R.html