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>今年は「例年と動向が異なる」として推計を見送った。

補正作業の重要性

ウイルスがまったく同じであるのに(毒性が同じ)、
年齢構成(各年齢階級の割合%)が年度ごとに変化している。(人口ピラミッド)

第一次・第二次ベビーブーム(それぞれ現在70歳・47歳付近)
20年、30年前の人口構成はどのような形状をしていたか、現在と比較し若者割合が多かったはずである。

では、高齢者と若者であるウイルスの重症・致死率が異なったとする。
異なる年度の人口構成の違いが原因で、まったくウイルスが同一であるのに、
その年度の死亡者数、 年齢を区別しない全体の致死率は、現在の方が大きく見える。

これは決して30年前と比較しこのウイルスが強毒化した訳ではない。
ただ単に、高齢割合が高い年度なだけです。
補正がされなければ、次年度以降、順に強毒化したように錯覚する事になります。

毎年、人口構成は変化しており各年度同じ基準に揃え、異なるの年度と比較する必要があるはずです。
国違いでは、人口も異なる・日本と人口構成・肥満割合・血液型割合・・・

さらに、30年前のインフルの検査手法と現在の検査手法は同じでしょうか?
死因の認定・カウント基準は互いの年度で、同じですか?
検査精度が異なれば、異なる年度の互いの値はそのまま比較できない、事となります。