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2021/2/8
「加計学園」誘致の愛媛・今治市長選で現職落選 保守分裂で
 任期満了に伴う愛媛県今治市長選の投開票が7日行われ、前県議会副議長の新人、徳永繁樹氏(51)=無所属=が、現職で4選を目指した菅良二
 氏(77)=同=を破って初当選。8年ぶりの市長選で、ともに自民党県議の経験がある2人の一騎打ちとなったが、徳永氏が保守分裂選挙を制し
 たが、投票率は61・15%との事。
 今治市には学校法人「加計学園」(岡山市)が2018年に岡山理科大獣医学部を開学し、前年の17年には獣医学部新設が国家戦略特区で認定され、
 学園の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相(当時)の親友だったため、事業者選定に首相の意向が反映されたのではないかと野党が追及。文部科
 学省の文書に、早期開学を巡り内閣府が「官邸の最高レベルが言っていること」「総理の意向」などと文科省に伝えたとされる記述があり、
 大きな政治・社会問題になったとの事。
 09年に市長に初当選した菅氏は獣医学部の誘致に携わり、学園を支援する姿勢を明確にしていたが、徳永氏は誘致について選挙戦で「市として
 財政負担をしており、経緯を含めて光の部分も影の部分もある」としつつも、地域発展に向け学園側との関係づくりを訴えたとの事。
※下名は2014年まで今治市に存在したアキラ産業と言う産業廃棄物兼障害者就労支援を行う企業で技術顧問を行っていたが、その際、徳永繁樹氏
 とは懇意の仲になったが、学校法人「加計学園」(岡山市)の岡山理科大獣医学部に憤りを感じる今治市民も多く、下名の思惑通り、菅(かん
 ?すが?)良二は落選した模様。岐阜県知事選と同様に保守分裂と言う事で、来る第49回衆院議員選挙では政権交代が予測される。

根拠となる報道:
2021/1/25
 岐阜県知事選、現職・古田肇氏が5選 県政史上最多 
 岐阜県知事選が24日投開票され、現職の古田肇氏(73)が、同県政史上最多となる5選を果たしたが、新型コロナウイルス感染拡大による国の緊急
 事態宣言と重なる異例の時期で、古田氏は「コロナ対策が最優先」として選挙活動より公務を優先する姿勢を貫き、55年ぶりの「保守分裂」も
 注目されたが、自民党県議や国会議員の一部が支援した元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(56)は及ばず、投票率は48・04%(前回36・39%
 )との事。
 古田氏
「大変難しい選挙で、いろんな経緯もあった。勝たせて頂いて感無量」
「行政と県議会は車の両輪。切磋琢磨(せっさたくま)していくことは変わらない」
 過去4回の知事選は共産党を除く「オール与党態勢」で当選してきた古田氏だが、今回は共産以外の各党が事実上の「自主投票」となり、県議会
 重鎮の猫田孝県議(80)=当選13回=を中心とする自民県議の半数は、古田氏と県議の間の「コミュニケーション不足」や、多選による「行政の
 硬直化」を理由に、同県に商工労働部長などとして出向経験のある江崎氏を擁立。県内の一部首長も江崎氏支持に回ったとの事。
※背景にあるのは、総裁の菅義偉の不甲斐なさしかあり得ず、内閣支持率も軒並み下降している。