世界最速ペースで新型コロナウイルスワクチンの接種が進む一方、部分的な行動制限が続くイスラエルで7日、
規制が一部緩和され、レストランやカフェでの店内飲食が再開した。ワクチン接種者のみが利用できるが、店内飲食の再開は約半年ぶり。

保健省は全2回の接種完了から1週間経過後に「グリーンパスポート」を発行。
これまではパスポート所持でスポーツジムやプールの利用が可能だったが、
この日からレストランやカフェの店内飲食などが加わった。

パスポートがない場合、テラス席での飲食となる。

エルサレムの繁華街にあるレストラン「ズニ」はこの日、約半年ぶりに店内営業を再開。
店員のアダム・クズリーさん(18)は「デリバリーばかりだったからお客さんの顔を見られて興奮している」と笑顔を見せた。

友人と訪れた学生ビハン・ハティブさん(23)は「また一歩、コロナ前の生活に戻ったように感じる。
感染リスクを気にしなくてよいので、パスポート制度には賛成だ」と話した。

保健省によると、イスラエルでは6日までに人口の約40%に当たる約370万人が全2回のワクチン接種を終えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM080ND0Y1A300C2000000/