高畠町 「青鬼」像の腕が壊され被害届 童話モチーフに制作

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210615/6020010591.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

高畠町のJR高畠駅の通路に置かれている、童話「泣いた赤鬼」の「青鬼」像の左腕が壊され、
像を管理する施設が警察に被害届を出していたことがわかりました。

壊されているのが見つかったのは、JR高畠駅を東西に結ぶ通路に置かれている、
発泡スチロール製で高さおよそ3メートルの「青鬼くん」です。
像を管理する町の観光施設「太陽館」によりますと、先月4日、隣接する宿泊施設の関係者から、
「腕が折れている」と連絡を受けて確認したところ、指先からおよそ1メートルにわたって
左腕が取れ、地面に落ちていました。

そして、通路の防犯カメラを確認すると、発見される2日前の午後3時ごろ、
若い男性1人がおよそ10秒間にわたって「青鬼くん」の腕を
2、3回殴ったり、腹を蹴ったりする様子が映っていました。
現場には仲間とみられる男性がもう1人いて、その様子をスマートフォンで撮影していましたが、
腕が取れた途端、2人とも走って逃げたということです。

現在、太陽館側が修復作業を進めるとともに、先月18日付けで警察に被害届を出しました。

施設によりますと、像は、地元出身の児童作家・浜田広介の代表作「泣いた赤鬼」の
「青鬼」をモチーフに、およそ30年前、町の職員によって作られました。

太陽館の運営を委託されている高畠町観光協会の小林利裕事務局次長は
「折れたのを見たときはがっかりしました。悪ふざけが過ぎてのことだと思いますが、
壊した人たちが逃げている状態なので、きちんと申し出てほしい」と話していました。

06/15 14:40