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愛知県「酒提供可と言ってない」 常滑フェス主催者に抗議

愛知県常滑市の県国際展示場で開かれた音楽イベント「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」で新型コロナウイルス対策が徹底されず、観客が密集したり、飲酒したりした問題で、県は31日、主催者がインターネット上で公表した謝罪文「お詫びと経緯のご説明」の内容に誤りがあるとして抗議すると発表した。

 大村秀章知事は同日の記者会見で「事実をねじ曲げていて、到底看過できない」と非難。有識者らでつくる第三者委員会を設け、経緯を検証する考えも示した。

 イベントを主催したのは、名古屋市中区の会社「office keef(オフィスキーフ)」。公表した謝罪文で「過度な飲酒でなければお酒の提供も可能という状態で愛知県から話を頂き、会場の設営に入りました」と説明した。これに対し、県は「酒類提供の自粛を要請した。過度な飲酒でなければ提供も可能と説明した事実はない」と反論している。

 謝罪文には「一部キャンセルできない物を販売しますと県担当者に報告した」とも書かれているが、県は「キャンセルできない酒類を販売したいとの申し出はあったが、自粛を強く要請した」と説明している。

 チケット販売の停止を巡っても、主催者は「...

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2021年8月31日 13時40分 (8月31日 13時45分更新)
中日新聞