財務省が16日発表した2月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6682億円の赤字だった。
赤字は7カ月連続となる。
原油などエネルギー価格の高騰で、輸入は前年同月比で3割増えた。輸出も円安などを受けて2割増加。輸出入ともに2月としては過去最高となった。

輸出は19.1%増の7兆1900億円だった。鉄鋼が韓国向けを中心に45.5%増加。自動車も8.3%増えた。
いずれも数量ベースでは減少しており、円安や製品単価の上昇などが金額を押し上げたとみられる。