銀行の店舗で窓口が昼休みをとる「昼休業」が広がっている。インターネットによるウェブ取引が増えて銀行では来店客が減っている。昼休業を取り入れることで、店舗の運営を効率化できるうえに、防犯上の効果もあるという。コロナ禍で店舗で働く行員の人数を減らしている状況も、導入を後押ししている。

 近畿地方を地盤とする関西みらい銀行(大阪市中央区)は22日、昼休業の実施店舗をこれまでの28店舗から57店舗に倍増させた。すでに昼休業を導入した店舗でいくつものメリットがあったためだ。

 同行の芦屋支店(兵庫県芦屋市)では、正午になって来店客が店を出ると、行員が窓口とATMの間に仕切りを設置し、その前に昼休業の案内看板を立てた。来店客が閉店と間違わないように、店舗の窓のシャッターは下ろさず、レースのカーテンをしめた。

 行員8人のこの店舗では、2…(以下有料版で,残り778文字)

朝日新聞 2022年8月23日 7時30分
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