[ワシントン 15日 ロイター] - バイデン米大統領は、ウクライナ向けに新たに6億ドルの軍事支援を行うと発表した。ホワイトハウスが国務省に15日に送った関連資料で明らかにされた。
バイデン氏は、国内余剰兵器の移送を許可する緊急時大統領在庫引き出し権(PDA)を使って支援を承認した。
国防総省によると、高機動ロケット砲システム「ハイマース」や暗視ゴーグル、クレイモア地雷、地雷除去装置、105ミリ砲弾、155ミリ精密誘導砲弾などが供与される見通し。
ホワイトハウスの資料によると、軍事教育や訓練向けの資金も含まれる。
米国はロシアの侵攻以降、ウクライナの安全保障のために約151億ドルの支援を行っている。
同省は「戦場での要求に応えるため、米国は同盟国やパートナーと協力し、ウクライナに重要な能力を提供し続ける」とした。