6日夜、富士山では登山客から助けを求める通報が相次ぎました。警察は天候が悪い中での登山は避けるよう呼びかけています。

6日午後7時過ぎ、裾野市側の富士山2合目付近で茨城県に住む会社員の男性(58)から「1人で下山中に道に迷った」と110番通報がありました。

通報から約3時間半後に警察の山岳遭難救助隊が男性を発見し、一緒に歩いて下山しました。男性にケガはありません。

男性は5日午前11時に御殿場口から富士山に入り、6日午後1時に山頂から富士宮方面へと下山している最中、道に迷ったということです。

男性は登山歴が10年ほどありましたがライトなどの装備は持っていませんでした。

また6日午後8時半頃、富士山・富士宮口新7合目付近では東京都に住む会社員の男性(54)から「雨がきつくて前が見えない。暗くて動けない」と110番通報がありました。

通報から4時間半後に救助されケガはありません。

男性は友人など8人で、6日午前3時から登山を始めて午前11時頃に山頂を出発する、いわゆる”弾丸登山”をしていましたが、下山中に遅れ、はぐれてしまったということです。

この男性も登山歴は10年ほどありましたがライトは装着していませんでした。

警察は悪天候での登山や弾丸登山は避けるよう呼びかけるとともに、変化しやすい天候に対応できる万全の備えをして登山してほしいとしています。

8/7(月) 11:58 テレビ静岡NEWS
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