べき乗則の背後に同期現象の存在
◆生態系をはじめとしてさまざまな分野で成立が確認されている別々の普遍的な現象「Taylor's law(TL)」と「同期現象」において、TLが同期現象によって誘発される可能性があることを示しました。
◆TLの発生機構の一つに同期現象があり得ることを数値的・解析的に示しました。
◆TLの存在から同期状態を検出できる可能性があり、また、心臓や通信網などの強く結合したシステムに共通する普遍的な性質の理解につながることが期待されます。

【概要】
東京大学大学院新領域創成科学研究科の三井 譲大学院生(研究当時、現:九州大学助教)と郡宏教授らによる研究グループは、Taylor's lawと呼ばれる平均と分散の間に成立するべき乗則が、同期現象によって誘発される可能性があることを数理モデルによって示しました。
(記事全文と資料はソース元にてご確認ください)

日本経済新聞 2025年5月7日
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP690661_X00C25A5000000/