製薬会社「効かない抗がん剤でボロ儲け」の陰惨な現実
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1722917704/

●「効果が怪しい」クスリが6割

「私たちの研究チームの分析で、新たに承認されたがん治療薬の多くに『付加利益』、つまり効くというエビデンス(根拠)がないことがわかりました。それどころか、うち41%は効果が『測定不能かマイナス』、さらに23%は『ごくわずかな効果』しかなかったのです。

いま、がん新薬の薬価は上がる一方で、保険制度を圧迫しています。わが国も例外ではありません。製薬会社が、ほとんど治療につながらないクスリでボロ儲けするのはおかしい」

こう語るのは、オランダでトップ、欧州でも十指に入る名門・ユトレヒト大学の薬剤学研究所で准教授を務める、ローレンス・ブローム氏だ。

今年の春、彼らの一本の論文が医療界に衝撃を与えた。英名門医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に掲載された「'95年から'20年までに欧州医薬品庁が承認した抗がん剤の付加利益と収益」だ。

内容は、冒頭でブローム氏が述べた通り。過去25年間に欧州医薬品庁(EMA)が承認した、抗がん剤やがん治療薬131のデータを分析したところ、およそ6割が「効果が怪しい」ものだった。にもかかわらず、開発した製薬会社は莫大な利益を得ている

日本でも、皮膚がん・肺がんの新薬「オプジーボ」(小野薬品工業)が承認当初、一年間の治療で約3500万円かかる「超高額薬」と言われて物議を醸した(現在は薬価改定で価格が下がっている)。