全国唯一の特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)トップで総裁の野村悟被告(78)=殺人罪などで1審で死刑、2審で無期懲役、上告中=が2020年9月以降、国内最大勢力の特定抗争指定暴力団「山口組」(神戸市)の最高幹部(当時)から現金計約2000万円を贈られていたことを福岡県警が確認していた。現在も山口組の別の幹部らが、勾留中の野村被告への接見を繰り返しているという。いずれも関係者への取材で判明した。県警は「弱体化する工藤会を山口組が取り込もうとしている可能性もある」と警戒している。

 関係者によると、資金提供したのは山口組の当時のナンバー2だったとみられる。福岡拘置所(福岡市)に勾留中の野村被告は1審の証拠調べが終わった20年9月に接見禁止が解除された。それ以降、最高幹部は面会に2度訪問。拘置所では窓口で現金を差し入れることは可能で、各約1000万円を差し入れた模様だ。その後も、福岡市に拠点を置く山口組系2次団体のトップが毎週のように野村被告の面会に訪れているという。

 工藤会と山口組がこれほど頻繁に接触を繰り返すのは異例だ。

 工藤会は…(以下有料版で,残り664文字)

毎日新聞 2025/9/11 05:30(最終更新 9/11 05:30)
https://mainichi.jp/articles/20250910/k00/00m/040/004000c