0001サーバル ★2019/08/01(木) 10:12:45.40ID:eTSerX609
(略)
歩いている内に、道端に電動自転車や電動スクーターがあちこちに停められていることに気が付いた。特に電動スクーターが多い。「だいぶ無防備に停めているな、盗まれないのだろうか」と思いながら進んでいくと、ベニス・ビーチやサンタ・モニカなど人が集まる場所へ近づくほどに路上駐輪の数が増えていった。
どうやら、これらは個人所有の電動スクーターではなく、会社が提供している電動シェアスクーターらしい。よく見れば、「JUMP」「Bird」「Lime」といった企業・サービス名が機体に印刷されており、スマートフォンでアクティベーションする機構も搭載されている。
クルマがない観光客の多くは、電動シェアスクーターで短距離を移動しているようだった。
ロサンゼルスを走る電動シェアスクーター・電動自転車はサービスエリア内であれば乗り捨て可能のようだ。アプリ内マップから近くのステーションか、乗り捨てられた機体を探し、そこまで歩いてアクティベーションする。好きな場所まで乗ったらそこに置いていっていい。バッテリーが切れそうな機体はバッテリー交換チームが交換しにいく。ときに回収車が回って乗り捨て機体を積み込み、ステーションに戻す──というサイクルのようだ。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1908/01/news056.html
(略)
速度も気になった。電動スクーターでも時速30キロ弱は出ているように見えた(後で調べたところ、スペックとしては時速25〜30キロまで出る)。それほどの速度だから当然歩道ではなく車道を走っているのだが、それ以上の速度で運転している自動車から見ればかなり怖い存在ではないだろうか。
スマホとクレカさえあれば乗れてしまう仕組みも、問題がありそうだ。スクーターの機体自身に「要ヘルメット」「18歳以上」「歩道走行禁止」など注意書きはあるものの、乗っている人たちを見るとヘルメットを着用している人が多いようには見えなかった。
「死にたがり」という批判も
米国で電動シェアスクーターが広まったのは、カリフォルニア州サンフランシスコで2018年に導入が始まってからのため、サービスとしてまだ日が浅い。やはり事故は起こっているようで、ロサンゼルスのテレビ局「KTLA」は19年6月、AP通信が報道各社に配信した、電動シェアスクーターブームを報じた記事のタイトルに「死にたがり」(Like a Death Wish)と付けて紹介するなど、電動シェアスクーターの利用に批判的だ。
当該記事の中でAP通信は「(包括的な統計調査はないが)米国では2018年からAP通信が数えただけでも、少なくとも9人が電動シェアスクーター運転時の事故で亡くなっている」という。一方で、「市交通局の全国協会によれば、2018年に米国だけで電動スクーターが3850万回利用された」(同)と、利用にリスクがあるにもかかわらず電動スクーターが米国でブームになっている現状を報じている。
日本でも、クラウドファンディングサイトなどで電動スクーターの取り扱いを見かけることはある。しかし、日本の法律では「原付バイク」の扱いとなるため、運転者の免許携帯はもちろん、前照灯やナンバープレート、バックミラーなど原付と同様の整備が必要になる。米国のようなスタイルで電動スクーターに乗るには私有地で試すしかない。
正直、こうした日本の規制を窮屈に感じることもある。しかし米国の状況を見る限り、安易に日本へ電動スクーターが導入されず良かったように思う。米国で電動スクーターが今後どのように扱われていくのか、しばし見守った方が良さそうだ。
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/ki_1609376_la12_w490.jpg
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/ki_1609376_la17_w290.jpg
関連
【公道】シェア電動キックボードの「Lime」が日本参入 車道を走行、原付免許とヘルメット必要
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1564558026/
歩いている内に、道端に電動自転車や電動スクーターがあちこちに停められていることに気が付いた。特に電動スクーターが多い。「だいぶ無防備に停めているな、盗まれないのだろうか」と思いながら進んでいくと、ベニス・ビーチやサンタ・モニカなど人が集まる場所へ近づくほどに路上駐輪の数が増えていった。
どうやら、これらは個人所有の電動スクーターではなく、会社が提供している電動シェアスクーターらしい。よく見れば、「JUMP」「Bird」「Lime」といった企業・サービス名が機体に印刷されており、スマートフォンでアクティベーションする機構も搭載されている。
クルマがない観光客の多くは、電動シェアスクーターで短距離を移動しているようだった。
ロサンゼルスを走る電動シェアスクーター・電動自転車はサービスエリア内であれば乗り捨て可能のようだ。アプリ内マップから近くのステーションか、乗り捨てられた機体を探し、そこまで歩いてアクティベーションする。好きな場所まで乗ったらそこに置いていっていい。バッテリーが切れそうな機体はバッテリー交換チームが交換しにいく。ときに回収車が回って乗り捨て機体を積み込み、ステーションに戻す──というサイクルのようだ。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1908/01/news056.html
(略)
速度も気になった。電動スクーターでも時速30キロ弱は出ているように見えた(後で調べたところ、スペックとしては時速25〜30キロまで出る)。それほどの速度だから当然歩道ではなく車道を走っているのだが、それ以上の速度で運転している自動車から見ればかなり怖い存在ではないだろうか。
スマホとクレカさえあれば乗れてしまう仕組みも、問題がありそうだ。スクーターの機体自身に「要ヘルメット」「18歳以上」「歩道走行禁止」など注意書きはあるものの、乗っている人たちを見るとヘルメットを着用している人が多いようには見えなかった。
「死にたがり」という批判も
米国で電動シェアスクーターが広まったのは、カリフォルニア州サンフランシスコで2018年に導入が始まってからのため、サービスとしてまだ日が浅い。やはり事故は起こっているようで、ロサンゼルスのテレビ局「KTLA」は19年6月、AP通信が報道各社に配信した、電動シェアスクーターブームを報じた記事のタイトルに「死にたがり」(Like a Death Wish)と付けて紹介するなど、電動シェアスクーターの利用に批判的だ。
当該記事の中でAP通信は「(包括的な統計調査はないが)米国では2018年からAP通信が数えただけでも、少なくとも9人が電動シェアスクーター運転時の事故で亡くなっている」という。一方で、「市交通局の全国協会によれば、2018年に米国だけで電動スクーターが3850万回利用された」(同)と、利用にリスクがあるにもかかわらず電動スクーターが米国でブームになっている現状を報じている。
日本でも、クラウドファンディングサイトなどで電動スクーターの取り扱いを見かけることはある。しかし、日本の法律では「原付バイク」の扱いとなるため、運転者の免許携帯はもちろん、前照灯やナンバープレート、バックミラーなど原付と同様の整備が必要になる。米国のようなスタイルで電動スクーターに乗るには私有地で試すしかない。
正直、こうした日本の規制を窮屈に感じることもある。しかし米国の状況を見る限り、安易に日本へ電動スクーターが導入されず良かったように思う。米国で電動スクーターが今後どのように扱われていくのか、しばし見守った方が良さそうだ。
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/ki_1609376_la12_w490.jpg
https://image.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/ki_1609376_la17_w290.jpg
関連
【公道】シェア電動キックボードの「Lime」が日本参入 車道を走行、原付免許とヘルメット必要
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1564558026/