記者:Stephen Walter】
 ペットを飼い始めた最初の年の諸費用は、猫よりも犬の方が約2倍ほど多くかかり、飼い主が愛犬のために投じる費用は、
4700ポンド(約65万円)以上に上るとの調査結果が英国で発表された。

 英金融機関のネーションワイド(Nationwide)の住宅保険部門が発表した調査によると、1年目にかかった費用は、
犬の購入費をはじめ、餌、寝床、おもちゃ、その他のペット用品、保険など平均で4791ポンド(約67万円)だった。

 一方、猫の飼い主には最初の年に約2455ポンド(約34万円)の費用がかかる。ウサギでは、1802ポンド(約25万円)、
魚では769ポンド(約11万円)とさらに低く抑えられる。反対に、最もお金がかかるのは馬の1万2654ポンド(約176万円)だった。
すべてのペットの平均は同3500ポンド(約49万円)となった。

 ネーションワイドの損害保険部門の代表、ロブ・アンガス(Rob Angus)氏は、「動物を飼うと、
プラスの面が非常に多いかもしれないが、場合によってはお金も非常にかかる」と話す。
そして「ペットは最期まで飼う必要がある。そのために予想される費用について前もって計画を立て、
予算を組むことが大切だ。そうしておかないと金銭的な問題が生じる恐れがある」と指摘した。

 調査は、飼い主2300人を対象に行った。このうちの12%は、自身のパートナーよりもペットにより愛情を注いでいると回答している。

 また、ペットを飼育する費用としてあらかじめ貯金をしていたと答えたのは全体の約54%で、
9%は継続的な費用を調達するためにクレジットカードを使用しているとした。残りの回答は、貯金を切り崩しているとのものだった。

 ペット関連のトラブルで住宅保険を請求したと答えた飼い主のうち、7%はカーペットへのダメージで5%は
ソファや椅子の損傷。同じく5%がテレビの故障での請求だった。

 英国保険協会(ABI)が先日発表したデータによると、2016年のペット保険の支払い額は
7億600万ポンド(約983億円)という記録的な数字だった。【翻訳編集】AFPBB News



The Telegraph 4/23(日) 10:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170423-00010000-clc_teleg-eurp
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