神戸市議会の会派「自民党神戸」(解散)が政務活動費(政活費)を不正に流用したとして、兵庫県警が28日、詐欺と虚偽公文書作成・同行使などの疑いで当時同会派に属していた市議らを書類送検した。

捜査関係者への取材で分かった。県警は送検容疑や人数を明らかにしていない。
 
捜査関係者によると、市議らは2010〜14年度にかけて、調査委託費などを支出したように装い、政活費を詐取した疑いがある。
詐取した金は、所属議員への陣中見舞いや飲食費などに流用されていたとされる。

同会派をめぐる政活費の不正流用の問題は15年7月に発覚。中心的に関与したとされる市議(死亡)が不正流用を認めた。
同会派は市議会が裏金の帳簿などから推計した流用額計約3450万円を利息分を含めて返還。

市議会などは16年2月までに他の所属議員らも流用を知っていた疑いがあるとし、詐欺容疑などで刑事告発。県警が受理し捜査を進めていた。

配信 (2017/04/28-15:33)

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