財務省が11日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によると、4月30日〜5月6日の海外投資家による日本株への投資は2415億円の買い越しだった。6週連続での買い越しとなった。前の週(4月23日〜29日)は4891億円の買い越しだった。

 仏大統領選の第1回投票(4月23日)の結果などを受けて投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、幅広い銘柄に買いが入った。円安の進行も寄与した。

 4月30日〜5月6日の期間、海外投資家は国内の中長期債を2週ぶりに売り越した。短期債は2週連続で売り越しだった。

 一方、国内投資家による海外の中長期債への投資は2週連続の買い越しとなった。買越額は4261億円。金融機関による期初の益出し売りが一服し、欧州リスクの後退などから持ち高を増やす動きがあったとみられる。前の週の買越額は1億円だった。

 海外株式への投資は3週連続で買い越しだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL11HJ2_R10C17A5000000/