http://www.sankei.com/west/news/170524/wst1705240074-n1.html

 飲食店員の女性を殺害、福井県の九頭竜湖に遺棄し、交際相手の女性も窒息死させたとして、殺人と傷害致死の罪に問われ一審名古屋地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた林圭二被告(44)の控訴審初公判が24日、名古屋高裁(山口裕之裁判長)で開かれた。

 この日は今後の審理の進め方について協議。検察側が申請した被害者の関係者2人の意見陳述が次回以降に実施されることが決まった。次回期日は7月3日。

 1審判決によると、林被告は平成23年11月、森岡まどかさん=当時(27)=を共犯の男と殺害し、九頭竜湖に遺棄。21年7月には、岐阜県で同居していた浅埜江里さん=当時(26)=に、首に鎖を巻くように命じ、窒息死させた。

 一審で死刑を求刑した検察側は控訴せず、林被告側のみが判決を不服として控訴した。