携帯・PHS純増数に占めるMVNOの割合は約半数 - ケータイ Watch
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/mca/1069251.html
MCA 天野徳明2017年7月7日 12:00

 総務省は6月30日、2017年3月末時点における「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する総務省データ」(以下、総務省データ)を公表した。

 携帯電話にPHS・BWAを加えた移動系通信の契約数は1億6792万、そのうちMVNOサービス(MNOであるMVNOを除く、以下同)の契約数は1586万だった。

 いわゆる格安スマホの契約数を示す「SIMカード型」MVNO契約数は、12月末の807万から84万増の891万契約だった。なお、この数値は、契約数3万以上のMVNOからの報告を元に算出されているため、市場全体の数字ではない点には注意が必要だ。

 総務省データによれば、17年3月末時点でのSIMカード型契約数における事業者別シェアは「インターネットイニシアティブが最も高く14.8%、その他の主な事業者のシェアは、NTTコミュニケーションズが12.9%、ケイ・オプティコムが7.6%、ソニーネットワークコミュニケーションズが5.5%」となっている。

 また、今回の総務省データではMNOごとのMVNO比率が初めて開示された。開示情報をもとに各社の携帯電話契約数に占めるMVNOの割合を計算したところ、NTTドコモが10.7%、ソフトバンクグループが8.3%、KDDIグループが5.4%となった。NTTドコモの場合、契約数の1割超がMVNOであることが明らかになった。

 最後に、携帯電話・PHS契約数に占めるMVNO契約数の割合推移について取りまとめてみたい。