0024幸ちゃん ◆5V9dS9MYZOAP
2017/07/15(土) 17:06:41.24ID:DH3FkdUl0http://blog.canpan.info/jig/archive/6282
*野党第一党のCHPが仕掛けた、公正の行進は無事に、終了したようだ.450キロ首都アンカラ市からイスタンブール市への行進は、6月15日に始まり、7月9日の午後5時に終覧ケした。*
これまでエルドアン大統領は、CHPと党首に対して、再三にわたり警告を発していたが、行進の途中でも行進の集結地点である、イスタンブールのマルテペ広場でも、何も起こらなかった。*
行進の終結地点であるマルテペ広場には、主催者側発表で200万人が集まり、政府側でも175000人が参加した、と発表している。いずれが真実であるかは別に、政府側の発表数も決して少なくはない。
さて、政府はなぜ何もせずにこの公正の行進を、放置したのであろうか。エルドアン大統領の狭量の大きさを、見せるためであったのか、あるいは、この行進が終わりしばらくしてから、
報復を始めることを、考えていたからであろうか。
思うに、政府側は主な行進と集会への参加者を、すべて把握したはずだ。そして、彼らは全て危険人物のリストに、加えられたものと思われる。従って、彼らは近い将来、政府のリストから選び出され、
順を追って逮捕、投獄されることになるのではないか。
騒乱罪はトルコにもあろうし、器物損壊でも何でも、逮捕の理由はいいのだ。何故そう推測するかというと、これまでも今も、ギュレンがらみということで、逮捕が続いているし、クーデター関与
ということでも、逮捕が続いているからだ。
公正の行進は、結果的にエルドアン大統領に対して、新たな逮捕の口実を、与えたことになり、ひどい言い方をすると、政府が言う175000人は、逮捕予備軍の人たち、ということになろう。
CHPにはその事が、予測できていたろう。あるいは、行進の途上での衝突も、計算済みであったと思われる。それにも関わらず、行進を実施した目的は何か、ということになるが、多分にエルドアン
独裁体制を、世界に知らしめることに、目的があったのではないか、と思われる。また、トルコ国民を覚醒させるという意味では、一応成功であったといえよう。
そうであったとすれば、その目的は果たされたのか、ということだ。ヨーロッパ諸国ではこの問題が、ある程度広く報じられ、一定の関心を呼んだものと思われる。だが、トルコの独裁体制に対する
痛烈な非難が、ヨーロッパで起こるかというと、それはあまり期待出来ないのではないか。ヨーロッパ各国は自国の問題で、いま手一杯だからだ。
つまるところ、トルコの問題はトルコ人が、解決しなければならない、という事であろう。CHP党首のクルチダウール氏はこの公正の行進を、インドのガンジーの行進になぞらえたようだが、
それはキャッチフレーズでしか、なかったのではないのか。
ガンジーの行進は確か、イギリスが抑えていた塩の専売システムを、破ることが目的であったような気がする。クルチダウール党首は『法の公正』ではなく、もっと明確な、エルドアン打倒の
スローガンを、掲げるべきではなかったのか。惜しいことだ。