中国が新たに移動式掘削施設を設置した地点
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170731/20170731-OYT1I50041-L.jpg

中国が東シナ海の日中中間線付近に、新たに移動式掘削施設を設置したことが31日、分かった。

政府関係者が明らかにした。ガス田開発のためとみられ、政府は7月下旬、外交ルートで「一方的な開発行為は認められない」と中国に抗議し、作業の中止を求めた。
掘削施設は海上施設の建造に先立つもので、今後、中国が海上施設を設置すれば17基目となる。

新たな移動式掘削施設は、防衛省が7月下旬、日中中間線の中国側に固定されたことを確認した。海上施設や施設の土台は確認されていないが、ガス田開発に向けた試掘が始まっている可能性がある。
中国は東シナ海で一方的なガス田開発を進めている。日中中間線付近には海上施設が16基あり、うち12基がすでに稼働している。

(ここまで317文字 / 残り118文字)

配信 2017年08月01日 07時14分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170731-OYT1T50091.html?from=ytop_top