産経デジタル2017.8.4 20:20
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170804/plt17080420200031-n1.html

 自民党は2日、小泉進次郎農林部会長と、柴山昌彦首相補佐官の2人を筆頭副幹事長に充てる人事を内定した。安倍晋三首相は今回の内閣改造・党役員人事で、局面転換を狙っている。目玉の1つが、進次郎氏を「官房副長官」など、内閣の主要ポストで起用することだった。党内では、進次郎氏が引き受けるのをためらったとの“噂”も飛び交っている。

 「進次郎氏は突出するのを嫌ったようだ。主要ポストで失敗した場合、自身のキャリアに傷が付いてしまう。そこを恐れたのではないか」

 永田町関係者は語った。

 安倍首相は今回、閣僚に経験者を配置して安定感を示すとともに、「目玉」として進次郎氏の官房副長官での起用なども検討していたようだ。

 官房副長官は、中堅・若手政治家の登竜門とされ、重要政策に関する省庁間の調整や、首相の外遊同行など幅広い役割が期待されている。

 安倍首相は当選3回で、小泉純一郎元首相に抜擢され、その後、頭角を現した。進次郎氏も当選3回。官房副長官ポストが打診されたか否かは不明だが、事前に「突出したくない」との声が官邸に届いていたのは間違いない。

 自民党の危機に、泥を被るのを嫌ったとすれば、進次郎氏の評価はガタ落ちしかねない。