http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170904/k10011125511000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006

北朝鮮が3日に行った核実験について、防衛省は揺れの規模を基に試算した核爆発の規模から水爆実験だった可能性は否定できないとしています。一方で、核保有国が過去に行った水爆実験の核爆発の規模はより大きいことから、防衛省は今回の結果について慎重に分析を進めています。

北朝鮮が3日に行った6回目の核実験では、揺れの規模が気象庁の観測でマグニチュード6.1と推定され、これまでの実験に比べ、少なくとも10倍程度は大きくなっているという分析が示されています。

また、包括的核実験禁止条約機関=CTBTOの事務局の初期の分析では、マグニチュード5.8と推定され、防衛省はこれを基にした試算として、今回の核爆発の規模はTNT火薬に換算しておよそ70キロトンになるとしています。

防衛省によりますと、前回、去年9月の実験で試算された核爆発の規模は、およそ11から12キロトンだったということで、今回はその6倍ほどになっています。防衛省は試算した核爆発の規模から水爆実験だった可能性が否定できないとしています。

一方で、アメリカなど核保有国が過去に行った水爆実験では、核爆発の規模がより大きくなっているということで、防衛省は今回の結果について慎重に分析を進めています。

9月4日 4時25分