共働きやひとり親家庭の小学生が放課後を過ごす「学童保育」(放課後児童クラブ)に、利用を申し込んでも入れない待機児童が5月1日時点で1万6832人いたことが民間団体の全国学童保育連絡協議会の調査でわかった。前年から993人増え、調査を始めた2009年以降(12年は未調査)で最多となった。

認可保育園に入れない待機児童(4月1日時点)も3年連続で増加しており、子育てをめぐる環境整備の遅れが目立っている。

学童保育は放課後に学校の空き教室などで、都道府県の認定資格である放課後児童支援員らと遊んだり、宿題をしたりして過ごす。利用者は前年の同時期より7万1284人多い114万7855人で、過去最多となった。1〜3年生が82・3%を占める。

都道府県別の待機児童は、東京… 残り:364文字/全文:685文字

配信2017年9月8日08時24分
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