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2017/09/10(日) 13:14:49.32ID:CAP_USER99/9(土) 11:09配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170909-00010004-dtohoku-bus_all
使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で8月、壁面の配管貫通部分から雨水が流入した問題で、日本原燃は8日、配管を敷設する屋外の「配管ピット」の点検が未実施だった原因について、ピットの設置から14年間にわたり、作業員が誤って別のピットを点検していた、と発表した。原子力規制庁は「重大な問題」との認識を示し、保安規定違反に該当するかを調べている。
問題は同月13日、非常用電源建屋の地下1階で発覚。貫通した箇所の隙間を埋めるコーキング部分の経年劣化によって雨水約0・8トンが屋内に漏れており、配管ピット内にたまった雨水を除去した翌14日に漏水が止まった。
原燃によると、配管ピットは毎日1回、地上の点検口から目視で内部を確認しなければならなかった。しかし、原燃は2003年の設置後から隣接する「ケーブルピット」を間違って点検し続け、結果についても「異常なし」と点検日誌に記載していた。
ピット内に直接入った点検も一切行わず、コーキングの劣化を把握していなかった。だが、原燃は昨年12月、北陸電力志賀原発(石川県)で原子炉建屋に雨水が流入した問題を受けた調査時、規制庁に今回の貫通部について「止水に問題はない」と報告していた。
規制庁は4日に行った原燃との面談で「調査が適切に行われないまま報告したのは問題」と厳しく指摘。22日まで本年度第2四半期の保安検査中のため、引き続き事実関係の確認を進める。
原燃は「問題を重く受け止め、しっかりと再発防止に努めたい」としている。