https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170915-00000042-mai-soci

厚生労働省は15日、全国の100歳以上の高齢者が昨年より2132人増えて6万7824人となり、
47年連続で過去最多を更新したと発表した。うち女性は5万9627人で約88%を占める。
男性は8197人。医療の進歩や健康志向の高まりで、100歳以上の人口は10年前の約2倍、
20年前の約8倍に増えた。

敬老の日を前に、15日時点で100歳以上となる人数を都道府県などを通じて1日現在で集計した。
今年度中にちょうど100歳を迎える高齢者は昨年度より350人多い3万2097人で、こちらも
過去最多を更新した。

人口10万人当たりの100歳以上の人数は全国で53.43人。都道府県別では島根が97.54人で
5年連続最多。鳥取(92.11人)、高知(91.26人)、鹿児島(91.20人)と続いた。

最も少なかったのは28年連続で埼玉で32.09人。続いて愛知(35.01人)、千葉(37.83人)、
大阪(40.29人)の順だった。日本人の平均寿命は2016年で男性80.98歳。女性87.14歳。

国内の最高齢者は、2年連続で鹿児島県喜界町の田島ナビさんで117歳。男性の最高齢者は
北海道足寄(あしょろ)町の野中正造(まさぞう)さんで112歳だった。

100歳以上の高齢者は今後も増え続け、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、
50年には約53万2000人になる。政府は長寿社会を見据え、有識者を集め教育や雇用、
社会保障制度の在り方などを議論する「人生100年時代構想会議」を今月11日にスタートさせている。

◇人口10万人当たりの100歳以上の高齢者の割合が高い都道府県

(1)島 根 97.54人
(2)鳥 取 92.11人
(3)高 知 91.26人
(4)鹿児島 91.20人
(5)佐 賀 85.02人
(6)香 川 83.23人
(7)山 口 83.21人
(8)長 野 81.85人
(9)愛 媛 81.16人
(10)沖 縄 80.75人

◇割合の低い都道府県

(1)埼 玉 32.09人
(2)愛 知 35.01人
(3)千 葉 37.83人
(4)大 阪 40.29人
(5)神奈川 40.86人
(6)東 京 42.83人
(7)宮 城 44.21人
(8)栃 木 44.86人
(9)青 森 45.24人
(10)茨 城 46.71人