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ロンドン 地下鉄車内で不審物が爆発 テロ事件とみて捜査(9月15日 19時03分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170915/k10011141131000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

イギリス・ロンドンの地下鉄で、日本時間の15日午後4時すぎ、車内に置かれていた不審物が爆発して、数人がやけどなどのけがを負い、警察はテロ事件と見て、捜査を始めました。

ロンドン南西部を走るディストリクト線のパーソンズグリーン駅の近くを走行していた地下鉄の車内で、15日午前8時すぎ(日本時間の15日午後4時すぎ)、突然、車内に置かれていた不審物が爆発しました。

警察などによりますとこの爆発で数人がやけどなどのけがをしましたが、けがの程度など詳しいことはわかっていません。

地元の複数のメディアは、地下鉄の車内で爆発したと見られる不審物の写真を伝えていて、白い色のバケツのようなものの中から火があがっているのがわかります。

警察はテロ事件とみて捜査を始めたことを明らかにし、メイ首相も「テロ事件でけがをした人にお見舞いを申し上げる」という声明を発表して、このあと緊急の治安対策会議を招集して対策を協議するということです。

当時付近にいた人はBBCに対し、「車両のドアの付近に置かれたバケツから小さな炎が出ていた」とか、「駅に入ろうとしたところ大きな爆発音のような音がしてやけどをした人を見た」などと話しています。

事件が起きた当時は通勤時間帯に当たり、駅や地下鉄の車内は大勢の通勤客で混雑していたということで、周辺には現在も武装警察や救急隊が展開して、物々しい空気に包まれています。

■ロンドン市長「テロに屈せず」

ロンドンのカーン市長はインターネットに声明を発表し、「ロンドンはテロによって、私たちを傷つけ、生活を破壊しようとする醜い者たちを断固として非難する。これまで繰り返し証明してきたようにロンドンはテロにおびえたり屈したりすることはない」としてテロに立ち向かう姿勢を強調しました。

■イギリスで相次ぐテロ

イギリスではことしに入って、テロ事件が相次いでいます。
3月にはロンドン中心部の議会議事堂の近くで、男が車で歩行者を次々にはねたあとナイフで警察官に襲いかかり、5人が犠牲になったほか、4月にも議会議事堂前から首相官邸につながる大通りで、刃物を隠し持っていた男がテロを企てた疑いで、警察に拘束されました。

また5月には中部マンチェスターで大勢の観客がいるコンサート会場の付近で自爆テロが起き、若者など22人が死亡しました。

さらに6月には、ロンドン中心部の橋の上で3人の男が車を暴走させ歩行者を次々にはねたあと近くの市場にいた人々をナイフで襲い、合わせて8人が犠牲になる事件が起きています。