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9月18日 22時06分

日本列島を縦断した台風18号は北海道を通過したあと、18日夜、温帯低気圧に変わりました。北海道では19日未明にかけて非常に強い風が吹くおそれがあり、気象庁は暴風や高波に警戒を続けるよう呼びかけています。

気象庁によりますと、台風18号は18日昼前、北海道に上陸したあとオホーツク海に抜け、午後9時に温帯低気圧に変わりました。

ただ北海道と東北では海上を中心に19日未明にかけて非常に強い風が吹くおそれがあり、最大風速は北海道で30メートル、東北で20メートルと予想され、最大瞬間風速は30メートルから45メートルに達する見込みです。

北海道では18日未明から日中にかけて台風の発達した雨雲がかかり、午後5時までの24時間に降った雨の量は北海道東部の斜里町ウトロで200ミリ近くと平年の9月1か月分の1.5倍近くに達し、北海道南西部の登別市カルルスでは300ミリを超え平年の9月1か月分の9割近くに達しました。

大気の不安定な状態が続くため、北海道ではこのあと数時間、雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。

海上は波が高く、19日にかけての波の高さは北海道で8メートル、東北で6メートルと大しけが続く見込みです。

気象庁は、引き続き暴風や高波に警戒するとともに、雨量が多くなった地域ではしばらくの間土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。