メインの吸盤綱引きの決勝戦で熱戦を展開する高橋さん(左)ら=4日夜
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「中秋の名月」の4日、青森県鶴田町の「ツル多はげます会」(須郷貞次郎会長)が同町の山田温泉で秋の例会を開き、自慢のはげ頭に吸盤を付けて引っ張り合う「吸盤綱引き」で熱戦を繰り広げた。

行司役の「ハゲよーい、のこった」の掛け声で、向かい合った2人が頭の吸盤を引っ張り合った。はげ頭を丁寧に拭き、吸盤の吸引力を高めるのがコツという。参加者は、青筋を浮かべながら綱を引き合い、「ポンッ」という音を響かせて吸盤が外れるたび、会場は笑いに包まれた。

出場26人の頂点に立ったのは、青森市の声楽家高橋琢司さん(62)。「のどと同じように、頭皮も柔らかさを保つように手入れしてきた」のが勝因という。つやのあるテノールで「励ます会 暗い世を照らす」と朗々と歌い上げ、優勝の喜びを表現した。

はげます会は1989年、「ツルツルの日」にちなんで2月22日に結成。毎年、創立記念日と中秋に「有多毛(うたげ)」と称した例会を開いている。この日は会員約40人が集まり、「ハゲピタダーツ」「名月当てクイズ」などの催しを楽しんだ。
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10/4(水) 22:15配信
東奥日報社
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