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新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられたことを受け、宮崎県高原町は災害警戒本部を設置しました。高原町は、降灰の情報が寄せられた新燃岳の東にある狭野地区を午後、調査することにしています。高原町によりますとこれまでに町内で被害の報告は入っていないということです。

新燃岳のふもとにある宮崎県高原町の役場付近では、火山灰が車のフロントガラスにうっすらと積もっていました。小林市の70代の男性は「高原町に来たら道路が火山灰で真っ白で、視界もぼんやりしていました。車も30分止めていただけで真っ白です」と話していました。

小学校では屋外の体育取りやめ

新燃岳から東に9キロほど離れた宮崎県高原町の狭野小学校では、火山灰の影響で授業内容などを変更しました。
狭野小学校では、新燃岳の噴火に伴う火山灰の影響から児童の安全を守るため、グラウンドで行う予定だった5年生と6年生の4時間目の体育の授業を急きょ取りやめて総合の学習に変更しました。
また学校では、下校時に使用してもらうため、児童にマスクを配布したということです。

6年生の女の子は「新燃岳からすごく煙が出ていて学校に来るのが怖かった。気をつけたい」と話していました。

狭野小学校の湯浅修司校長は、「子どもたちの安全を第一に考え、臨機応変に対応していきたい」と話していました。

農産物直売所で灰洗い流す作業

新燃岳の火口からおよそ10キロ離れた宮崎県高原町の農産物直売所では、従業員などが、駐車場に積もった火山灰をホースを使って水で洗い流していました。

直売所を運営する農事組合法人の黒木親幸代表理事は「午前10時半ごろから一気に真っ白になりました。また灰が積もったら洗い流します」と話していました。

10月11日 14時18分

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