岡山県内の薬局で薬品が不正販売されていた事件で、調剤報酬を架空請求して現金をだまし取ったとして、兵庫県警生活経済課と姫路署などは11日、詐欺の疑いで岡山県倉敷市の薬剤師原田勝彌容疑者(72)=同罪などで公判中=を再逮捕した。また、診察していない患者の処方箋を作成し、診療報酬も不正に受けたとして同容疑などで新たに同市の医師守屋純一郎容疑者(80)を逮捕した。

原田容疑者の逮捕容疑は2011年10月〜16年3月、守屋容疑者が作成した男女2人分の処方箋を使い、調剤報酬として現金約81万円をだまし取った疑い。守屋容疑者は診療報酬として約63万円を不正に受けるなどした疑い。いずれも容疑を認めているという。

原田容疑者は処方箋の必要なED(勃起不全)治療薬を不正に販売したなどとして、医薬品医療機器法違反容疑などで3回逮捕、起訴されている。

配信2017/10/11 21:04
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