神戸製鋼所は13日、一連の性能データ改竄問題で新たに鋼線や特殊鋼など9製品でも、不適切行為が確認されたと発表した。同社が12日時点で「不正はない」と説明していた鉄鋼製品にも問題が広がった。また、アルミ・銅製品でも新たな不正が見つかった。顧客との間で取り交わした性能検査の一部を実施していなかったり、検査データを書き換えたりしていた。現時点で業績への影響は不明としている。

川崎博也会長兼社長が同日午後5時から都内で会見し、「不適切な行為でユーザー様、消費者の皆様に多大なご迷惑をおかけしており、改めておわび申し上げます」と陳謝。集まった報道陣約300人を前に詳細な説明を行っている。

性能データの改竄問題などで会見する神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長(左から2人目)ら=13日午後
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配信2017.10.13 17:26更新
産経ニュース
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