神戸製鋼所が13日に発表したデータ改竄(かいざん)などをめぐり、グループ会社から昨年6月までに不正の報告を受けていたにもかかわらず、神戸製鋼が「公表の必要なし」と指示していたことが関係者への取材で分かった。平成19年4月から28年5月までの間、ステンレス鋼線について仕様に合うようデータを書き換えて約553トン出荷していたことを、1年以上にわたって公表していなかった。

 グループ会社の神鋼鋼線ステンレス(大阪府泉佐野市)は昨年6月、バネ用ステンレス鋼線の試験値を日本工業規格(JIS)を満たしているように改竄し、少なくとも9年間にわたって約55トン出荷していたことを公表していた。

 関係者によると、その調査の中で、改竄をしていた人物が、ほかにも顧客の仕様に適合するようにデータを書き換えるなどした製品があったことが判明。グループ会社側がこの事実を報告したところ、神戸製鋼からは「あえて公表する必要はない」と指示を受けたという。

 強度測定で安全確認ができており、違法ではないことから判断したとみられる。

 顧客企業からは、安全が確認できていたことなどから、「次から気をつけるように」と注意を受けただけだったという。

配信2017.10.14 07:18更新
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171014/wst1710140015-n1.html

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