ミャンマー西部ラカイン州から少数派イスラム教徒ロヒンギャがバングラデシュに逃れている問題で、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)は17日、ミャンマー政府が「治安部隊による掃討作戦を終えた」としている9月上旬以降も、66カ所の村が焼かれたことが衛星写真で確認されたと発表した。一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は同日、難民が58万2千人に達したと発表した。

 アウンサンスーチー国家顧問や政府は、9月5日以降、掃討作戦は行っていないとして、「民族浄化だ」などと批判する国際社会に反論していた。

 HRWによると、掃討作戦が始…

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http://www.asahi.com/articles/ASKBK4W6TKBKUHBI017.html
ほとんどが焼かれたロヒンギャのウェットニョータウン村(上)。右下の仏教徒の村に破壊の跡は見られなかったという
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171017003824_comm.jpg