https://www.cnn.co.jp/m/tech/35108977.html

香港(CNNMoney) できたてのブリトーを熱いうちに、ドローン(小型無人機)で自宅の庭までお届けします――。オーストラリアの首都キャンベラ近郊で、そんな試験的プロジェクトが実施されることになった。

米グーグルの親会社アルファベットの研究開発部門「X(エックス)」のドローン配送プロジェクト「プロジェクト・ウィング」が17日に発表した。

オーストラリアのメキシコ料理チェーン「グズマン・イー・ゴメズ」、ドラッグストアの「ケミスト・ウェアハウス」と提携し、キャンベラ近郊の田園地帯でドローンを使った宅配サービスを開始する。

この一帯は、食料品やコーヒー1杯を買いに行くのにも車で往復40分かかる不便な地域だという。

プロジェクト・ウィングのチームは昨年、米バージニア工科大学で米メキシコ料理チェーン「チポトレ・メキシカン・グリル」のブリトーをドローン配送するプロジェクトを実施した。
食品はキッチンの近くまで届けてほしいといった要望もあり、それ以外の日用品もそれぞれ形や大きさが異なる。解決すべき課題は多いと、チームの責任者は説明する。

同様のプロジェクトとしては、米ピザチェーンのドミノ・ピザが昨年、ニュージーランドでドローンによるピザ宅配を開始したと発表。米アマゾンも英国で昨年12月、ビデオ視聴用機器とポップコーンを初めてドローンで配達した。

2017.10.18 Wed posted at 14:48 JST