トランプ米大統領は21日、1963年のケネディ元大統領暗殺事件の捜査資料に関して
「長年の機密指定を解除し公開を許可する」とツイートした。

主に中央情報局(CIA)と連邦捜査局(FBI)による3100件数百万ページ分の文書は、
これまでに多くが公開されているが、暗殺犯とされるリー・オズワルド容疑者の事件前の足取りなど新事実が明らかになる可能性がある。

ケネディ暗殺事件は容疑者が逮捕2日後に射殺され、狙撃した男も多くを語らぬまま獄中死。
真相が明らかにならない中、半世紀以上を経た今でもマフィアや軍需産業などが黒幕とする陰謀説がくすぶる。

92年に制定された法律により、25年後の今月26日に全文書が公開されることが決まっているが、
大統領権限で機密解除を制限することも可能で、トランプ氏の対応が注目されていた。

公開されていない資料には、情報・治安機関の捜査手法や協力者の名前などが含まれているとされ、CIAなどが開示を拒んできた。

トランプ氏が公開に踏み切った場合、激しい抵抗が予想される。
http://mainichi.jp/articles/20171022/k00/00m/030/098000c