>>3 続き

■JR新宿駅(立憲民主党、10月14日) ??が報道エリア、色付けされた部分が聴衆(規模はイメージ)

https://img.buzzfeed.com/buzzfeed-static/static/2017-10/20/21/asset/buzzfeed-prod-fastlane-01/sub-buzz-23883-1508549380-4.jpg?downsize=715:*&;output-format=auto&output-quality=auto
https://img.buzzfeed.com/buzzfeed-static/static/2017-10/20/22/asset/buzzfeed-prod-fastlane-03/sub-buzz-4953-1508552183-4.jpg?downsize=715:*&;output-format=auto&output-quality=auto
https://img.buzzfeed.com/buzzfeed-static/static/2017-10/20/21/asset/buzzfeed-prod-fastlane-02/sub-buzz-18560-1508549421-7.jpg?downsize=715:*&;output-format=auto&output-quality=auto

■なぜ聴衆と近い「風景」を作るのか

なぜ、立憲民主党はこうした演説会場の作り方をしているのか。
SNSでの拡散を狙うほかに、報道陣が撮影する写真にも支持者が写り込む画を多くし、盛り上がっているイメージをさらに印象付ける狙いもある。
あえて背景に支持者を配置して、彼らの表情や掲げたプラカードをメディアに撮らせる手法は、アメリカの政治家の演説会にも通じる。

https://img.buzzfeed.com/buzzfeed-static/static/2017-10/20/22/asset/buzzfeed-prod-fastlane-01/sub-buzz-23883-1508553423-6.jpg?crop=1177%3A1177%3B211%2C0&;downsize=715:*&output-format=auto&output-quality=auto

■「下からの政治」を視覚的にアピール

もう一つ、理由があるようだ。
立憲民主党が選挙戦で訴えているキーワードの一つが「下からの政治」だ。安倍政権を強権的な「上からの政治」と批判し、「みんなで作り上げていこう」と国民との近さをアピールする。
そうした、草の根から政治や国を変えていくイメージを、実際の演説会で再現している。

https://img.buzzfeed.com/buzzfeed-static/static/2017-10/20/22/asset/buzzfeed-prod-fastlane-01/sub-buzz-25142-1508554380-2.jpg?downsize=715:*&;output-format=auto&output-quality=auto

「右とか左とかではない。今、政策も、民主主義も、上からのものになってしまっていないか。草の根の、暮らしの声に支えられた下からの民主主義を、下からの経済再生をしていかなければならない。右でも左でもなく、下から前へ。新しい旗を掲げさせていただきました」(10月14日、JR新宿駅前での演説)

政策が上からになっているのは、政治の姿勢が上からになってしまっているからだと私は思います。
国民の政治離れと言われてきましたが、私はそれは間違いだったと気づきました。国民が政治離れをしているんじゃない政治が国民から離れてしまっている、それが今の日本なんじゃないでしょうか。
ちゃんと国民と一緒に歩む民主主義、それが真っ当な民主主義だ、真っ当な政治だそういう思いを持って、第一歩を踏み出しました。ぜひ皆さん一緒に歩いてください。(10月19日、JR秋葉原駅前での演説)

選挙期間最終日となる10月21日、自民党の安倍さんは午後7時からJR秋葉原駅電気街口で、立憲民主党の枝野さんは午後5時15分からJR新宿駅南口で最後の大々的な街頭演説会に臨む。
12日間に及ぶ選挙戦のラストメッセージ。22日に、いよいよ投開票日を迎える。

終り