商工中金が不正融資問題で関与した職員千人規模を処分する見通しとなったことが24日、分かった。直接関与した400人前後に加え、その上司も対象に加え、責任を明確化し、再発防止につなげる。全職員約3900人の2〜3割に当たる異例の規模となる。

 不正を見過ごした上司には監督責任を問う。不正の悪質性などから減給や停職などの処分を慎重に検討している。

 商工中金では公的制度「危機対応融資」で、顧客の業績を改ざんし、要件に合わない場合でも融資したケースが発覚した。不正行為は全国100店舗の大半で見つかり、件数は4千件規模に上るもようだ。

配信2017/10/24 10:32
共同通信
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