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「神戸製鋼所」の検査データの改ざん問題で、工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関は、神奈川県内の子会社の工場で生産している銅製品の一部について、品質管理体制が法律の基準を満たしていないとして、認証を取り消すことになりました。
神戸製鋼の検査データ改ざん問題で、JISの認証機関は先週、神戸製鋼の子会社の神奈川県秦野市にある「コベルコ マテリアル銅管秦野工場」を立ち入り検査しました。

その結果、関係者によりますと、認証機関は、この工場で生産されている銅製品の一部について、品質管理体制が法律の基準を満たしていないとして、認証を取り消すことになりました。

神戸製鋼グループでは、去年6月にもデータの改ざんでステンレス製品のJIS認証が取り消されましたが、今回の一連の問題が発覚して以降、製品の認証が取り消されるのは初めてです。認証機関と神戸製鋼は、こうした内容を26日にも発表する見通しです。

この問題では、先週、神戸製鋼の梅原副社長が記者会見で、製品の強度などが社内基準を満たしているように子会社がデータを改ざんしていたとしたうえで、「品質管理の体制が不十分で法令違反になると認識している」と述べ、法令違反にあたるという考えを示していました。

10月26日 14時05分