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11月7日 17時01分

日本国憲法が施行されてからことしで70年を迎える中、東京・三鷹市にある高校で弁護士を招いて「憲法」と「法の下(もと)の平等」について考える出前授業が行われました。
三鷹市の法政大学高校で行われた出前授業には3年生のおよそ20人が出席しました。

講師は東京弁護士会に所属する弁護士が務め、生徒たちははじめに日本国憲法では人種や性別などによって差別されないとして「法の下の平等」が定められていると説明を受けました。

そのうえで、女性が職場で昇格や給料の面で差別されていると訴えて、実際の裁判で争われた事例を紹介されると、生徒からは「男女で処遇に差別があるのは明らかにおかしい」という意見が出されていました。

授業のあと生徒たちは、「憲法で守られていても社会にはまだ差別が存在していると感じた。ルールが尊重される社会になってもらいたい」とか、「憲法を身近に感じたことはなかったが、一人一人がその内容をしっかり理解して、私たちの生活にどのように関わっているか考えることが大事だと思った」などと話していました。