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11月15日 5時33分

ことしのノーベル平和賞、国際NGOのICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンが選ばれたことを受けて、来月、ノルウェーで行われる授賞式に広島市の松井市長が招待され、出席する方向で調整を始めました。

ことしのノーベル平和賞は、核兵器禁止条約の採択に貢献した国際NGOのICANが選ばれ、来月10日にノルウェーの首都オスロで行われる授賞式にはICANの代表のほか、広島や長崎の被爆者も出席することになっています。

広島市によりますと、15日までに主催者側から広島市の松井市長に、平和賞の授賞式への招待の連絡があったということです。松井市長は核兵器禁止条約の採択に向けてICANと連携をとってきた世界各国の都市で作る平和首長会議の会長を務めていることから、受賞を見届けるため、招待に応じたい意向です。

ただ、式が執り行われる来月10日は広島市の定例議会の開会期間中となる見通しなため、議事日程を変更できないか、議会側との調整を始めていて、理解が得られれば、出席したいとしています。

授賞式に合わせて、オスロではICANについての展示会が開かれ、この中で広島と長崎の被爆に関する遺品も展示される予定になっています。