朝日新聞 2017年11月15日07時57分

高校の野球部の倉庫からボールやバットが盗まれた事件で、埼玉、群馬などの5県警は14日、
水戸市酒門町の土木作業員大崎晋太朗容疑者(20)=窃盗罪などで起訴=ら男3人を窃盗と建造物侵入の疑いで再逮捕したと発表した。

埼玉県警捜査3課によると、大崎容疑者と水戸市の土木作業員(20)=事件当時19歳=、住居不定の建設作業員(19)は
8月5日夜〜6日朝、群馬県立伊勢崎高校(同県伊勢崎市)の野球部倉庫からボール1193個など(計約29万円相当)を盗んだ疑いがある。一連の事件で大崎容疑者らが逮捕されるのは3回目。

3人がフリーマーケットアプリ「メルカリ」などで転売していたボールの中に、同校が「ISESAKI」などと印字したものがあり、被害品と特定。
同課は3人が用具を少年野球の監督ら46人に売って計約93万円を得ていたことを確認したという。3人はインターネット上の航空写真を使い、付近に民家などが少ない学校を選んで侵入していたという。

5県警は、これまでに埼玉、群馬、栃木など6県の20校でボール約9500個(約290万円相当)などの被害を確認したという。

http://www.asahi.com/articles/ASKCG41LXKCGUTNB001.html?iref=comtop_8_03