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【中東】制裁におわすサウジアラビア、カタールの「二の舞」恐れるレバノン
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2017/11/15(水) 09:00:41.66ID:CAP_USER9
http://jp.reuters.com/article/saudi-lebanon-idJPKBN1DE0KZ

2017年11月15日 / 00:03 / 1時間前更新

Samia Nakhoul
[ベイルート 13日 ロイター] - レバノンの政治家や銀行関係者は、サウジアラビアが、カタールにしたことと同じことを自分たちの国にもするつもりだと考えている。つまりそれは、自国の要求が通らない限り、アラブの同盟諸国を使って経済封鎖の包囲網を敷く、ということだ。

世界最大の液化天然ガス輸出国であり、人口わずか30万人のカタールとは異なり、レバノンにはそれを切り抜けるための天然資源も財源もなく、同国の国民は心配している。

レバノン人最大40万人が湾岸地域で働いており、彼らによる自国への送金は年間で推定70億─80億ドル(約7950億─9080億円)とみられ、レバノン経済を維持し、大きな債務を抱える同国政府を機能させるうえで欠かせない資金源となっている。

「すでにひどい状況にあるレバノン経済にとって、深刻な脅威だ。送金が停止されたら、壊滅的だ」と、レバノンのある高官はロイターに語った。

このような脅威は、11月4日にレバノンのサード・ハリリ首相が、サウジの首都リヤドからテレビを通じて突然辞任を表明したことが発端となっている。レバノンの政治的指導者らは、サウジからの圧力により、このような電撃辞任表明が行われたとみている。

サウジ寄りのハリリ氏は12日、アラブ諸国がレバノンに対し制裁を行う可能性や、湾岸地域に暮らす大勢のレバノン人の生活が直面する危険について警告した。

同氏はまた、レバノンが制裁を回避するためのサウジ側の条件を説明。イランの支援を受ける主要なレバノン政治勢力であり、連立与党の一員であるイスラム教シーア派組織ヒズボラが、地域の紛争、とりわけイエメンでの内戦に干渉するのをやめなくてはならない、というのだ。

サウジの意向に詳しいレバノンの情報筋によれば、ハリリ氏のインタビューは「妥協に至らなければ、何がわれわれを待ち受けているかのヒントを与えてくれた。手本となるのはカタールだ」という。

ハリリ首相の辞任によって、レバノンは、スンニ派のサウジアラビアとシーア派のイランの間で高まるライバル関係の中心に立たされる羽目になった。

32歳のムハンマド皇太子が新たに主導権を握るなか、サウジがこれまで取ってきた非対立的なレバノン政策は過去のものになったと、専門家らは指摘する。

ムハンマド皇太子はサウジの事実上の支配者であり、軍や政治、経済問題を指揮している。

サウジに対し、イランとヒズボラが相当の譲歩を行う意思があるかどうかは疑わしいと関係筋は言う。

「彼ら(ヒズボラ)は表面上、譲歩を見せるかもしれないが、サウジの条件をのむことはないだろう」と、ヒズボラの考えに詳しいある関係筋は語った。
(リンク先に続きあり)
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