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11月17日 18時29分

政府は、地方創生の今後の進め方を示す「総合戦略」の改訂に向けて、「まち・ひと・しごと創生会議」を開き、東京23区内の大学の定員の増加を抑制するとともに、特色ある地方大学への支援を行うための法整備を検討していくことを確認しました。

政府は17日に総理大臣官邸で、安倍総理大臣や梶山地方創生担当大臣など関係閣僚らが出席して「まち・ひと・しごと創生会議」を開き、地方創生の今後の進め方を示す「総合戦略」の改訂に向けて意見を交わしました。

この中で安倍総理大臣は、「地方創生の取り組みを始めて3年たつが、地方の若者が減少するという流れにいまだ歯止めをかけられていない」と述べ、東京への一極集中を是正し、地方への人の流れを進めるための政策を強化する考えを示しました。

そして会議では、東京23区内の大学の定員の増加を抑制するとともに、特色ある地方大学への支援を行うための法整備や、地方に就職する若者を対象に、大学などの奨学金の返還を支援する方策などを議論していくことを確認しました。

東京一極集中の是正に向けて、文部科学省はことし9月、来年度と再来年度、東京23区内の私立大学と短期大学の定員の増加などを認めない方針を決めています。