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11月17日 17時56分

映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾・柴又の一部の地域が、東京都内で初めて、国の重要文化的景観に選定されることになりました。

映画「男はつらいよ」の舞台となった葛飾・柴又は、駅前に寅さんの銅像が立ち、駅から柴又帝釈天へと続くおよそ200メートルの参道には、およそ50の老舗の商店が軒を連ねています。

こうした柴又帝釈天や参道のほか、柴又駅や江戸川沿いなど南北2キロ、東西1キロの範囲について、国の文化審議会は、伝統的な風景や人々の暮らしと結びついた景観を保護する重要文化的景観に選定するよう、17日、林文部科学大臣に答申しました。

選定理由として、帝釈天題経寺などを中心に、周囲にある旧家や江戸川などからなる景観は、地域の生活、歴史などによって形成され、現在に伝えることが重要だとしています。

重要文化的景観には来年3月ごろまでに正式に選定される見通しで、東京都内では今回が初めてとなります。葛飾区の青木克徳区長は「葛飾・柴又が大きな財産となる。現在も多くの観光客でにぎわっているが、地域が誇るブランドになるため、今後もPRしていきたい」というコメントを出しました。