高校バレーボールで県内屈指の強豪校、足利工大付高(足利市)で発覚した男性コーチ(66)による暴行事件。30日、同校で記者会見して状況を説明した松下繁一校長らによると、コーチは2年生部員の男子生徒(17)を何度も蹴って全治約1週間のけがを負わせた。「これは体罰だな」と言って暴行したといい、部内ルールを破った制裁との認識があった。

 同校は「春高バレー」として行われる全日本バレーボール高校選手権大会の常連校で、過去37回出場。長年、監督として指導していたコーチは、平成22年まで「春高バレー」として開催していた全国高校バレーボール選抜優勝大会で同校を優勝に導いた経験がある。

 会見によると、コーチは6月29日の放課後、練習中に男子生徒が1年の女子マネジャーと交際を始めたことについて叱責。男子生徒を正座させたまま胸を蹴り、後ろに倒れて背中を打った男子生徒にけがを負わせた。同部は「チームプレーの雰囲気を壊す」として部内の男女交際を禁止していたという。コーチは学校側の調査に「反省している」と暴力を振るったことを認めた。

 コーチは春高バレー県大会決勝まで指導を続けていたが、その後は自粛している。同校は1月の全国大会に予定通り出場する意向だが、コーチはチームに帯同させず、契約は今年度で打ち切る方針だ。

 また、学校側によると、男子生徒は複数の部員から寮の部屋や体育館で一方的に顔を蹴られるなどの暴行を受けたとしているが、松下校長は「いじめとは認識していない」とした。男子生徒と女子マネジャーは既に退部している。

配信2017.12.1 10:51
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/171201/afr1712010012-n1.html

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