>>1
(誌面より記事の省略部分を引用)

朝日は1面とはいえ、左隅という地味な扱いだった。
「ある官邸関係者は、『朝日はトップじゃないんだね〜』と、朝日の記者を子馬鹿にしていました」(官邸担当記者)
 だがじつは、朝日の報じた「3月末退位、4月改元」で調整が進んでいた。

以降も、何かにつけ記事や社説で批判してくる同紙を煙たがるのは無理もない」
“朝日嫌い”ぶりについては、官邸の事務方からこんな声が聞こえてくる。
「執務室の机に新聞の朝刊各紙が重ねて置かれるのですが、いつも産経新聞がいちばん上。たまたま朝日が上に乗って
いたとき、『ちょっと!』と言って拗ねたんです(笑)」(官邸関係者)
 安倍首相が国会で追及された「森友・加計問題」に火をつけたのは、朝日新聞だ。バトルはまだ続いている。
「11月17日に、自民党は、所属する国会議員のもとに、安倍首相を支持する文芸評論家・小川榮太郎氏の著作を送った。
同書には、『森友・加計問題』は朝日の捏造という記述がある。しかし、わざわざ党に配らせるなんて大人げない」
(同前・自民党関係者)
 皇室研究家の高森明勅氏は、首相の意向を「子供のケンカ」とあきれ返る。
「200年ぶりの譲位が実現されようというときに、『朝日が書いた』とか、そんな理由で退位の日程を官邸が決めていると
したら、あまりにも子供じみています」
 退位、改元という一大事を、首相が振り回している。