【ニューヨーク時事】米誌タイムは6日、好例の「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)に、セクハラ被害を告発した「沈黙を破った人たち」を選んだと発表した。

 米映画界の著名プロデューサーに対する告発を発端に、各界でセクハラがまん延する実態を浮き彫りにした。

 同誌は、ツイッター上で「#MeToo(私も)」を合言葉に、封印してきた過去の被害を名乗り出る動きが広がっていることにも言及。セクハラ告発の動きは「主導者や統一的な見解をまだ持っていない」問題だと指摘した上で、「私も」という合言葉が「(被害者の)団結の傘になった」と評した。

 最終候補には、昨年の「今年の人」に選ばれたトランプ米大統領や、中国の習近平国家主席らが残っていた。 

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