ノーベル平和賞 きょうの授賞式で被爆者演説へ
日本放送協会：2017年12月10日 5時11分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171210/k10011253181000.html
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ノーベル平和賞の授賞式は、日本時間の１０日夜、ノルウェーで行われ、平和賞に選ばれた国際ＮＧＯ、ＩＣＡＮ＝核兵器廃絶国際キャンペーンのメンバーとともに、被爆者、サーロー節子さんが授賞式では初めて被爆者として演説し、核廃絶を訴えることにしています。

ノーベル平和賞の授賞式は、ノルウェーの首都、オスロの市庁舎で現地時間の１０日午後１時、日本時間の１０日午後９時から行われ、
核兵器の開発や保有などを法的に禁止する「核兵器禁止条約」が採択されるのに貢献したＩＣＡＮが受賞します。

授賞式では、ＩＣＡＮのベアトリス・フィン事務局長と並んで、活動をともにしてきたカナダ在住の広島の被爆者 サーロー節子さんが、メダルや賞状を受け取るとともに演説を行います。
授賞式で被爆者が演説するのは初めてで、サーローさんは、４歳のおいなどを亡くした被爆体験を語り、核兵器は壊滅的な被害をもたらす非人道的な兵器だとして、核廃絶を世界に訴えることにしています。

授賞式には、ＩＣＡＮと連携してきた日本被団協＝日本原水爆被害者団体協議会の田中※テル巳代表委員や、藤森俊希事務局次長、広島市と長崎市の市長も出席します。

北朝鮮の核・ミサイル開発が加速し、核兵器禁止条約に、核保有国や、核の傘のもとにある唯一の被爆国、日本も反対するなど、厳しい状況の中、核廃絶を訴え続けてきた被爆者が発するメッセージに注目が集まります。

※「テル」は、「煕」の「臣」の「コ」部分が「口」。



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