石川県宝達志水町の住宅で5月、1人暮らしの無職安達幸さん=当時(85)=が殺害されて見つかった事件で、羽咋署捜査本部は11日、強盗殺人の疑いで、同県羽咋市本町、会社員、末平征広容疑者(32)を逮捕した。捜査本部によると、容疑を認めている。付近の防犯カメラの映像などから浮上し、10日午前から事情を聴いていた。

 逮捕容疑は5月23日午後5〜9時ごろ、安達さんの背中を包丁で刺して殺害し、バッグなどを盗んだ疑い。凶器の包丁は安達さん宅にあったもので、安達さんの死因は背中を複数回刺されたことによる失血死だった。

 捜査本部によると、末平容疑者は当時、設備工事の会社に勤めており、仕事で安達さん宅を訪れたことが数回あった。捜査本部は金品を奪う目的で押し入ったとみて、状況を調べている。

 5月24日、数年前に亡くなった安達さんの夫の月命日で訪れた親族が風呂場で服を着てうつぶせに倒れていた安達さんを発見した。

配信2017.12.11 08:53
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171211/wst1712110014-n1.html